インプラント手術を受ける前に気をつけるべきポイント
インプラント手術を行う前に朝食など、食事をお腹いっぱい食べるのはひかえましょう。お腹いっぱい食べてしまうと手術中に気持ちが悪くなったり、手術をしているときにトイレに行きたくなってしまうことがあります。当日は手術を受ける3時間前までに食事を済ませておきましょう。また、手術を受ける日は睡眠を十分にとった状態でのぞみましょう。睡眠不足の場合、必要以上に緊張を感じたり、精神的に不安定になってしまうおそれがあります。
前日の飲酒はNG
インプラント手術を受ける前日はお酒はひかえてください。アルコールは血流を増やす作用があるため、前日のお酒が残っていて手術時に切開した傷口からたくさん出血してしまい、血が止まらなくなるおそれがあります。手術を受ける当日はしっかり歯を磨いておきましょう。歯磨きが十分ではなく歯や歯ぐきにプラーク(歯垢)や食べかすなどの汚れがついていると手術後に感染症を発症しやすくなるほか、傷の治りが遅くなることがあります。手術当日の服装については身体を締めつけない楽な着心地の服装を選びましょう。アクセサリーなどは手術や検査の妨げになる可能性があるため、着用はひかえてください。
女性の方はメイクをせずに手術にのぞむこと
インプラント手術を受ける当日において特に女性の方は男性と比べて注意をしていただきたい点があります。それは、「手術当日はメイクをせずに歯科医院に行く」という点です。化粧は女性にとって当然の身だしなみのひとつですが、もし、メイクをした状態でインプラント手術を受けてしまうと手術中や手術後の微妙な顔色の変化や体調の変化を歯科医師が読み取りにくくなってしまいます。唇に口紅やリップクリームを塗るのもNGです。成人女性の方がメイクなしで外出するのには抵抗があるかもしれませんが、手術当日はいっさいのメイクや口紅を塗らずそのままのお顔でインプラント手術にのぞむようにしてください。また、マニキュアやネイルアートも手術のさまたげ(指先に器具を取り付ける場合があります)になるおそれがあるためNGです。ヘアースタイルについても髪の毛が長い場合には後ろでまとめておけるようにヘアバンドやゴムをご持参ください。ヘアピンやヘアクリップも手術の際にはすべて外していただきます。服装も動きやすく身体を締めつけないスタイルのものを選ぶようにしましょう。締め付けが強いベルトなどは思わぬ体調不良の原因になるおそれがあります。