マウスピース矯正「クリアアライナー」とは?

透明で目立ちにくいマウスピースを使用する矯正です

歯列矯正、と聞くと「痛い」「目立つ」「取り外せない」・・・そんな言葉を連想する方も多いのではないでしょうか。従来の歯列矯正はブラケットという金属製の装置を歯に取り付け、ブラケット同士を金属製のワイヤーでつないで歯を動かすブラケット矯正が主流でした。しかし、ブラケット矯正は矯正装置が歯の表面に来るため(表側矯正の場合)、目立ってしまうほか、矯正装置は一度装着したあとは基本的には治療が終わるまで取り外せない、というデメリットもありました。それに対し、透明で目立ちにくいマウスピースを使用して歯の矯正を行うのがクリアアライナーです。クリアアライナーは歯磨きや食事をするときに取り外すことができるほか、矯正中も目立ちにくく、メリットの多い治療法として高い人気を博しています。

クリアアライナーのメリット

人気のマウスピース矯正「クリアアライナー」には従来の歯列矯正と比べてたくさんのメリットがあります。まず、クリアアライナーは透明な素材のマウスピースで作られているため、装着時にもあまり目立ちません。そして、クリアアライナーは取り外すことができ、歯やマウスピースを清潔に保つことができます。従来の歯列矯正で使用する矯正装置は取り外し不可能なためプラーク(歯垢)や食べかすなどの汚れが装置と歯のあいだに残りやすく、虫歯や歯周病になるリスクが上がってしまいますが、取り外し可能なクリアアライナーであれば歯やマウスピースをしっかり清掃することができ、通常の矯正治療と比べた場合に虫歯や歯周病を発症するリスクが下がります。また、従来の歯列矯正の治療期間が平均で2~4年程度かかるのに対し、クリアアライナー矯正では部分的な矯正で約3か月から10か月間、上あごと下あご全体の歯に矯正を行った場合でも約6カ月から2年程度で治療を終えることが可能です。(矯正に必要な期間は歯並びの症状によって異なります)

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クリアアライナーのデメリット

メリットが多いクリアアライナーですが、デメリットも存在しています。それは、クリアアライナーはマウスピース矯正のため従来のブラケットとワイヤーを使う矯正治療よりも歯を動かす力が弱く、適用できる症例は限られてくる、という点です。軽いすきっ歯など、軽度な歯並びの乱れであれば問題なくクリアアライナー矯正を適用できるのですが、歯並びの乱れが大きな場合には治療の効果を得られにくい場合があります。