健康診断の結果が悪かったとき
会社などで健康診断を受けた際、診断結果に「要精密検査」「要治療」などと書かれていた場合、
専門の病院へ行かなければなりません。しかし専門の病院と言っても、何処に行けばいいのか分からないということもあるかと思います。
そういう場合は、とりあえず総合病院の内科へ行きましょう。
内科には「風邪をひいたら行くところ」などというイメージがありがちですが、その専門性は多岐にわたります。
高血圧や脂質異常など、生活習慣病の治療についても相談ができます。
医師との付き合い方
医師は診療の際、病気の説明や治療の方針について患者に対して説明し、同意を得る作業を行います。
これを専門用語で「インフォームドコンセント」といいますが、患者のほうに病気の知識がない場合が多く、
内容を無理解のまま治療方針を決めてしまうことになりがちです。病気の治療は、やってはいけない行為や薬の飲み方、食事などについて、医師の説明・指示に従うことが大事です。しかし、患者がそれを無理解なままだと適切な治療にはなりません。
積極的かつ適切に治療を進めるには、医師の指示に適切に従うためにも、患者が多少の医療知識を持って病気を理解することが重要です。
転科・転院
治療を進めていくうちに、医師から転科や転院を進められることがあります。
その理由のほとんどは病気の原因が明確になったことにより、専門的な対応ができる場所を勧めるものです。
この場合も医師の説明をしっかり聞きましょう。
セカンドオピニオン
「セカンドオピニオン」とは治療をしてもらう医師を変えることではなく、また最初に受けた医師の診断が正しいかどうかを判断
するためのものでもありません。セカンドオピニオンは、あくまで治療法の検討を深めるため、
あるいは主治医の方法以外に治療法の選択肢を増やすといった目的で依頼します。
相談の際は自分が何についての意見を求めるのかポイントを明確にし、医師の意見を理解することが重要です。
納得のできる治療を受けましょう。
薬の変更
患者個人でも、図書館の蔵書を調べたりインターネットを利用したりすることで簡単に医療情報を得ることができます。
しかし情報というものは玉石混交で、信憑性の高いものもあれば悪いものもあり、研究途中だったり古いものだったりする場合があります。
患者の体質には個人差があるので、医師はその点も加味して治療薬を決めています。基本的には医師に従ったほうが良いでしょう。