歯医者は事前予約がおすすめ
初めて受診する歯医者の場合、飛び込みでは受け入れてもらえないこともあり、受け入れてもらったとしても長い時間待たされる可能性があります。そのため、予約できる場合は事前にしておいた方が良いでしょう。
歯医者によって予約のとりやすさが異なりますが、受診予定日の1週間から遅くても3日までの予約が目安となります。ネットで対応している歯医者もありますが、電話予約だと症状や日付の相談が便利です。営業時間内に電話予約が難しい場合は、ネット予約がおすすめです。
保険証を持っていない場合は治療費の10割を自己負担しなければなりません。場所によっては後日保険証を持っていけば返金に応じてくれるので、予約の電話の際に保険証がない旨を伝え、返金に応じてくれるか確認しておきましょう。
初診料と再診料の違いと仕組み
初めて受診する時に支払うのが初診料です。また前回の治療が完治している状態で再度治療をする場合も初診料の支払いが必要です。一方、長期的な治療が必要で、2回以降の通院がある場合に支払うのは再診料となっています。いずれも保険適用の治療であれば、保険証の提示で自己負担する費用を軽減することが可能です。
なお、初心・再診料の金額は医療行為に応じて医療報酬点数や保険点数と呼ばれる点数から決められています。初診料の場合は施設に応じて226点・237点・282点のどれかで設定されており、そこに10円をかけて算出しているのです。例えば、226点の歯医者の初心料は2260円となり、健康保険により3割の自己負担であれば実際に支払う金額は678円となります。なお、点数は2年ごとに厚生労働省が審議を行い、改正されるので初心料・再診料は変動する可能性が高いです。
また、保険証がないと治療費が全額自己負担となります。歯医者によっては後日持参で返金に対応してくれるところもあるので、不安な方は予約の際に確認しておくと安心です。
歯医者を受診する際の気を付けたいマナー
歯医者を受診する際に気を付けたいマナーがいくつかあります。まず、キャンセルや日時変更をしたい場合は早めに連絡してください。歯医者によっては当日キャンセルにキャンセル料が発生することがあります。当日キャンセルはメールだとタイムラグが発生するので電話で早めに連絡してください。
スムーズに治療を行うためにも受診前に歯磨きをすることも最低限のエチケットです。また、口紅やグロスは医療機器に付着すると衛生的によくないので、治療前に落としておきましょう。
治療中、痛みや違和感に耐えられないこともあるでしょう。嫌だからと暴れると、口腔を傷つけてしまう恐れがあるので、何かあった場合は我慢せず、手を挙げてアピールしてください。