整形外科の看護師はどのような仕事をしているのでしょうか?

整形外科での看護師の仕事

整形外科では骨や関節、筋肉や神経などに関する治療を主に行なっており、代表的な手技として挙げられるのがギプスの固定、コルセットの固定、義肢装具の取り付け、直達牽引・介達牽引などで、看護師はこれらの介助を行なっています。
また、外来などで多い仕事しては注射に関することが挙げられます。例えば腰や肩、膝といった痛みを伴う部位に対し、麻酔薬を用いるブロック注射や、膝にたまった水を抜くときに用いる注射などがあります。
また、整形外科の看護師は医師ばかりでなく、理学療法士や作業療法士との接点が多く、手術前や直後にリハビリなどへも介入することもたくさんあります。

整形外科の看護師が取得できる資格とは?

代表的なものは以下の3つです。
まず1つ目は「日本運動器看護学会認定運動器看護師」通称JSMNCと呼ばれるもので、運動器障害の際の看護に的を絞った資格で、整形外科の看護師の他、脳神経外科や内科といった看護師の方々も対象となっています。
次に2つ目は「回復期リハビリテーション看護師」です。回復期におけるリハビリテーションで、患者やその家族に対し、高度な看護を行なうための手法や管理をするための資格です。この資格は整形外科の領域に限ったものではなく、脳神経外科や内科などの患者への看護もその対象となります。
最後に3つ目は「骨粗しょう症マネージャー」です。一般社団法人日本骨粗鬆症学会の資格で、骨粗しょう症の基本的な知識や看護力を備えたメディカルスタッフとして認定するものとなります。

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整形外科の看護師のやりがいと、その職務に適した人とは?

他の診療科と比較すると、整形外科では患者さんが亡くなってしまうといったことが多くはありません。そのため、患者さんの回復までの道のりを目の当たりにすることができるので、それが大きなやりがいとして挙げられるでしょう。症状が良くなるにつれ、患者さんの笑顔も日に日に増えてくるため、自分のモチベーションアップにもつながります。
また、整形外科では患者さんの移動の際のサポートやリハビリに関わる仕事もあり、人との関わりあいが非常に重要となります。患者さんへの直接サポートの他にも見守っていけない時間も一日の業務の中にはかなり多いことも特徴です。そのため、人と話をしたりするのが好きで、明るい方が、整形外科の看護師として適していると言えるでしょう。