糖尿病は何科を受診?内科でも良い?

糖尿病とは

糖尿病は血糖値が常に高い状態になってしまう病気です。

通常は、食事を摂取した後に血糖値が上昇するのですが、糖尿病の場合は、常に血糖値が高いことから、摂取したエネルギーが正常に代謝できないという状態が起こってしまいます。これにより疲労感が出やすい、頻尿になる、手足の感覚が低下してしまう、傷が治りにくい、喉が渇きやすくなるなど、様々な症状が出てきます。糖尿病は、合併症を引き起こしてしまうことが多いとされているので、早期発見、早期治療が重要です。血糖値が高い状態が長期にわたると、糖尿病腎症や、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高くなると言われています。

糖尿病の原因は?

糖尿病の原因は、遺伝的な要因と、環境的な要因があります。遺伝的要因では、両親や祖父母が糖尿病だと、遺伝してしまう可能性もあると言われています。生活習慣に気をつけることで、発症を防ぐことは可能です。環境的要因の場合は、食べ過ぎや運動不足、肥満などが原因になるとされています。普段から適度な運動を心がける、肥満にならないように気をつけるなどして、糖尿病を防ぎましょう。

糖尿病の予防方法は?

糖尿病を予防するためには、食事と運動がとても重要です。甘いものを食べ過ぎたり、間食をすることが多い人は、注意しましょう。急激に血糖値をあげないためにも、血糖値をあげやすい食べ物を控えたり、食べる順番を工夫するなどしてください。運動も糖尿病予防におすすめです。筋肉量を増やして代謝をあげることで、脂肪細胞が減少するので、糖尿病予防に繋がります。

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糖尿病は内科で治療できる?

糖尿病は、内科や糖尿病内科などを受診することで治療できます。ただし、糖尿病が原因で眼の症状が出ている場合は、眼科も受診しなければいけません。糖尿病の治療では、生活指導や薬物療法、インスリン治療などが行われます。生活指導では、生活習慣の乱れを改善していくことになります。食生活や運動が中心です。これで症状が改善される場合は、薬物療法をしないこともあります。薬物療法では、まずインスリンを用いない方法で血糖値を下げる薬が使われることが多いです。それらを行っても、検査結果が思わしくない場合は、インスリン注射によってインスリンを補い、食事療法などと組み合わせて治療をしていくことになります。インスリン注射は、自分で行わなければいけません。