経験者が語る整骨院で働くメリット、デメリット

デメリット1(自分の時間が持てない)

整骨院で働く上で、一番キツいなと感じたのは拘束時間が長いことです。
私が勤務していた整骨院の受付時間は8:00〜20:00でした。整骨院は単価が低いために、経営面を考えると患者さんを一人でも多く診ることが求められます。そのため、受付時間内になるべく多くの患者さんを入れるので、夜は平均で21時、状況によっては22時近くまで治療していたこともあります。次の日も朝が早いので、仕事終わりに友達と飲みに行くなんてことはできませんよね。その上、お休みも週休1.5とれれば良い方で、自分の時間がなかなかとれないのはデメリットの一つに挙げられます。

デメリット2(体がキツい)

患者さんからは「指が疲れるんじゃないの?」と心配されるのですが、コツをつかめばそんなに指や手は疲れません。長時間の立ち仕事になりますし、前かがみの姿勢が多いので、どちらかというと足や腰の負担が大きいです。
また、基本的には体がよくない人をずっと相手にしていますので、心が疲れるという部分もあります。よく「もらう」という表現を用いますが、敏感で心が優しい施術家ほど感情移入をして患者さんから症状をもらい、勤務後はグッタリということも多々あります。
長時間の拘束により、日々疲労が抜けない体で患者さんの治療をすることになり、施術家自身の肉体的、精神的負担が大きいというのもデメリットの一つになります。

メリット1(患者に喜んでもらえる)

月並みではありますが、やりがいは患者さんに「先生のおかげで○○ができるようになりました」「ありがとうございます」と言ってもらえることです。
もちろん、患者の症状を改善できなくて悔しい思いをすることも沢山あります。その度に「もっと患者さんのために勉強、練習していこう」とモチベーションも上がります。
多くの施術家は昔スポーツなどで自分自身が体を痛めて悩んでいた、もしくはそういう人が身近にいたという経験を持っています。自分と同じ悩みを持った人の手助けができるというのは、整骨院で働いていて良かったなと思うことの一つです。

メリット2(自分の治療ができる)

私自身も学生時代に足の怪我をして以降、バランスの悪さや、体の違和感をずっと感じていました。整骨院で患者の施術をしていく上で、ここの筋肉を緩めれば体がどう変化するかの知識が蓄積していきます。もちろん、患者のためでもありますが、それを自分の体にも応用して、自分自身の体の治療もできるようになりました。
整骨院で働く上で、スタッフ同士で施術し合えるというメリットもありますが、自分の体とうまく向き合えるようになったというのも大きなメリットになりました。

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